とっても大切な3歳までの
口腔内環境 Important is up to 3 years old
産まれたばかりのお子様のお口には、虫歯菌は存在しません。
虫歯菌が発生する理由として「食事の与え方」が挙げられます。
熱い食べ物を冷まそうとして息をかけたり、保護者の方が口をつけた
スプーンやフォークなどで与えたりすると、虫歯菌は移ります。
人間の歯は、3歳までの口腔内環境で残り一生分の
歯の状態が左右されると言われており、
生後1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月の間はリスクが高めなので特に注意しましょう。
3歳までの口腔ケアは慎重に
スウェーデンのイエテボリ大学の研究では、2歳までに虫歯菌の感染がなかった子と感染があった子とでは、4歳になったときの虫歯の数が16倍もの差があったとされています。
将来お子様がお口トラブルで困らないためにも、3歳までのケアは慎重におこないましょう。 鹿児島セントラル歯科グループでは、虫歯予防に加え「食べる」「話す」といったお口の健康な発育もサポートしています。
0~3歳は歯磨きが難しい年齢
0~3歳はお口の中の刺激に敏感で、歯磨きを嫌がる子も少なくありません。まずは「歯磨きに慣れること」が大切です。
当グループではお子様が歯磨きに興味を持ちやすくなるように手遊びや音楽に合わせたハミガキ教室をおこなっています。ご家族全員で楽しい歯みがき時間を目指しましょう。
check 「感染の窓」を意識して
むし歯予防を行いましょう
虫歯の感染率が高い生後1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月の間は「感染の窓」といわれています。
この時期は以下の方法に気をつけて生活を送ることが大切です。
- できるだけ箸やスプーンをお子様と
共有しない - 糖分の多い飲み物や食べ物を
与えすぎない - お子様だけでなく保護者の方も
清潔な
お口を維持する - キシリトールやプロデンティス
(サプリメント)
など歯にいいものを食べる
1歳になったのに
歯が生えてこない!?
乳歯は、生後6か月ごろに下の前歯2本、10か月ごろには上の2本が生えます。1歳にもなるとさらに上下2本ずつ生えて計8本になります。歯が生えるタイミングには個人差があり、1~6か月程度のズレであれば問題ないとされていますが、1歳になっても1本も歯が生えていない場合は骨の中で歯がうまく成長していなかったり、引っ掛かって外に出られなくなっていたりなど問題が考えられます。一度歯科医院で調べてみましょう。
Flow 診察の流れ
カウンセリング・検査
まずは、お口の状況を把握するための検査が必要です。虫歯予防の環境作りのために、お子様だけでなく保護者の方のお口の中も確認しますので、ご協力をお願いします。
検査結果の報告・
予防プランの提案検査が終わったら結果をもとに虫歯リスクを分析し、患者さんにあった個別予防プランをご提案します。プランの内容には「歯石除去」「フッ素塗布」「ブラッシング指導」「生活習慣の見直し」などがあり、担当衛生士がつきますので無駄のない最適な予防が可能です。検査結果や口腔写真を保護者の方と共有し、お子様の成長を共に見守ります。
1歳から2歳の虫歯予防
虫歯のリスクは歯が生えた瞬間から発生します。しかし、子どもは大人のように歯磨きが当たり前にできるわけではありません。とくにお口の中の刺激に弱い赤ちゃんの時期は、慣れるまで練習が必要です。
「821クラブ」では、手遊びや音楽に合わせて楽しく歯磨きを練習することができるため、歯磨き嫌い防止に役立ちます。また、仕上げ磨きのポイントも分かりやすく説明していますので、保護者の方とお子様どちらにもメリットが満載です。 お子様が自らすすんで歯磨きがしたくなるよう、「821クラブ」をぜひご活用ください。